小樽から定山渓までの様々なルート


北海道旅行で小樽でランチを食べて小樽運河や北一ガラスとかオルゴール堂を観たんだけど、ホテルは定山渓だから21:00までにはチェックインしたいんだけどどうしよう…

予定詰め込みすぎちゃった観光客の方あるあるだね!
でも大丈夫!色々なルートがあるから順を追って説明していくね!
観光地が沢山あるのにそれぞれの距離感がいまいちだったり、土地勘が無い場所だと渋滞状況がわからなかったりで、せっかくレンタカーを借りて自由に旅行をしたくてもついつい気になるスポットや美味しい食事に時間を取られてしまってスケジュール通りに移動できない事ってありますよね…
札幌市内の観光の移動のみなら公共交通機関やタクシーのチャーターなどで移動すればある程度スケジュール通りに移動できますが、長距離の移動となるとどうしてもカーナビやGoogleMapなどに頼りがちです。
勿論、現在はある程度正確な情報を教えてくれますが、レンタカーのカーナビの精度の問題や季節・時間帯によってそれぞれより適切なルートもあります。
北海道観光初心者の方は時間に余裕を持ってある程度の遠回りや時間のロスを覚悟でゆったり旅をしてもらいたいですが、今回は北海道旅行を数回以上経験している中級者以上の方や、最近車でドライブをするようになった北海道民や札幌近郊の方向けの裏道(抜け道)について紹介していきたいと思います。
小樽から定山渓ルート①(小樽定山渓線:所要時間約55分)

まず初めにGoogleMapで「小樽駅→定山渓」で普通に検索してみて下さい。
今回は、レンタカーかドライブ初心者を想定していますので、「高速道路」・「有料道路」は不使用で検索しています。
「小樽駅」から「国道5号線(日本海オロロンライン)」で札幌方面に進み、「道道1号線(朝里温泉通及び小樽定山渓線)」に入るルートが出てくると思います。

「小樽定山渓線」っていうんだからこのルートが一番じゃないの!?

このルートのメリットは「小樽定山渓線」に入ることが出来ればほぼ一本道で、更に北海道発のループ橋である「朝里スカイループ」は絶景で魅力的です。
所要時間は今回お伝えする全てのルートの中で一番早い約55分です。
このルートのデメリットは時期と時間帯と途中休憩の問題です。
「道道1号線(小樽定山渓線)」は冬期夜間が通行止めになります。
本記事作成時2021.10.18は既に札幌でも初雪が観測されており、日中であっても初心者の方には秋から春にかけてはオススメ出来ません。(朝里スカイループやさっぽろ湖など夏場の日中等はもちろん素晴らしいところです!)
もう一つの問題はトイレと食事です。
「道道1号線(小樽定山渓線)」に入ってすぐの「セイコーマート 新光店」以降は定山渓までコンビニはありません。(営業時間7:00~23:00)
※夜間通行止に伴い、朝里ループ橋脇にある公衆トイレも冬期間閉鎖となります。

途中休憩が難しいので、夜間の走行は僕も特に急いでいる時以外はあえて利用しないかなぁ…
小樽から定山渓ルート②(国道5号線・環状通・石山通:所要時間約135分)

次に「国道5号線(日本海オロロンライン)」から「環状通」に入り「石山通」に入る、札幌市内の比較的中心部を通るルートです。
今回は「環状通」から「石山通」としていますが、同様のルートは他にも沢山ありますが、よりわかりやすく説明する為にその他の細かいルートは割愛します。
このコースのメリットは何と言っても市内中心部の大きな通りの為、コンビニや飲食店等休憩スポットに困らないことと、「白い恋人パーク」や「札幌もいわ山ロープウェイからの札幌の夜景」など、その他観光名所も周りたい場合は最適です。
このルートの所要時間は約135分と出ていますが、デメリットは渋滞と交通量です。
「国道5号線(日本海オロロンライン)」 は朝夕の通勤ラッシュ等は多くの札幌・小樽市民が利用しますし、観光で移動する際にも多くの方が通る道なので時間帯によっては更に所要時間は増えます。
中心部になるに連れ車の量も増えますし、青看(アオカン:北海道の方言と道路マニアの方が多く使う言葉で青色の道路標識で場所を表す看板のこと)を見れば大まかな方向や場所はわかりますが時間帯によっては慣れていない方は少し大変かもしれません。
真夜中に走行する場合はこのルートも良いかもしれません。
今回ご紹介するルートの中では最も季節にとらわれること無く安全に進めます。
小樽から定山渓ルート③(国道5号線・北1条宮の沢通・石山通:所要時間約140分)

「小樽から定山渓ルート②」の途中の「宮の沢」から西野を通り「盤渓北ノ沢トンネル」を通り「川沿」から「石山通」に合流するコースで、自然豊かな山間を進む道なので秋は紅葉を楽しめます。
デメリットとしては所要時間が今回お伝えする中で最も長い140分ということです。
「盤渓北ノ沢トンネル」が開通する以前は「小林峠」という難所(絶景です)があった為、冬期は懸念されるルートですが、冬場の運転にある程度自信のある方であれば渋滞回避としては最適なコースです。
宮の沢-盤渓-川沿のバーチャルドライブ
「 宮の沢-盤渓-川沿 」を実際に走行したYouTubeチャンネル「のろちゃんねる」のバーチャルドライブ動画(車載動画)のリンクを張ってありますの で是非こちらも御覧ください 。
藻岩山観光自動車道のバーチャルドライブ
「小樽から定山渓ルート②」の場合は 「札幌もいわ山ロープウェイからの札幌の夜景」 を観光する際に最適とお伝えしましたが、「藻岩山山頂展望台」の夜景はロープウェイでの登頂の他にも「藻岩山観光自動車道」という有料道路を利用することにより。「藻岩山」山道を車内から札幌の街並みや紅葉・夜景を見下ろすことも可能です。
「藻岩山観光自動車道」は途中数カ所に展望の為の駐車スペースか用意されているので、通行可能時間であれば天候や気温を気にすること無くゆっくりと眺めることが出来ます。
「藻岩山観光自動車道」を実際に走行したYouTubeチャンネル「のろちゃんねる」のバーチャルドライブ動画(車載動画)のリンクを張ってありますの で是非こちらも御覧ください 。
後述の「小樽から定山渓ルート④」とあわせてコンビニは 「小樽から定山渓ルート②」と比べると少ないですが「福井」から「北ノ沢」までの山間のみでそれ以外は多少ルートを外れることで沢山あります。
(※「セイコーマート ともえや店」は営業時間6:00~0:00)
小樽から定山渓ルート④(国道5号線・北1条宮の沢通・白川・石山通:所要時間約120分)

「小樽から定山渓ルート③」より更に少しマイナーなコースになりますが、こちらは冬期通行止めなので春から秋にかけての雪の無い時期限定の時間短縮ルートで、所要時間は約120分です。
「小樽から定山渓ルート③」同様更に山間を進む為、紅葉狩りには最適です。
あまり知られていませんが実は北海道のラベンダー栽培発祥の地である「南沢」の「南沢3条」より山道に入り、札幌で一番広大な果樹地帯である「白川」・「簾舞」・「砥石」等を通り、「小金湯」より「石山通」と合流するコースです。
季節によって様々なフルーツ狩り体験ができる果樹園が立ち並びます。

定山渓温泉街の手前にある「小金湯温泉」も札幌市内有数の温泉です!
「小金湯温泉」の隣りにある「札幌市アイヌ交流センター・サッポロピリカコタン」はアイヌ民族の生活や歴史・文化などを楽しみながら学ぶことが出来ます!
南沢-白川-小金湯のバーチャルドライブ
「 南沢-白川-小金湯 」を実際に走行したYouTubeチャンネル「のろちゃんねる」のバーチャルドライブ動画(車載動画)のリンクを張ってありますの で是非こちらも御覧ください 。
【おすすめルート】小樽から定山渓までの各所要時間
今回は「小樽」から「定山渓」までの様々なルートをご紹介しましたが、「小樽」方面から「支笏湖」や「苫小牧」方面への移動や、逆をたどれば「定山渓」方面から「余市」や「積丹」方面への移動にも応用が出来ます。
各ルートの所要時間はあくまで目安ですので季節・時間帯を考えると各ルートとも誤差が生じてきます。

まとめると結局最短は1時間で混雑しても2時間程度ってこと??

これはあくまで僕の感覚だけど、夏場でもある程度の混雑を考えると観光や運転が不慣れな方の場合は小樽から定山渓までは2時間はみたいところだね!
冬期となるとルートが限られるから更にあと1時間は欲しい!
冬期の移動には事前の確認やスタッドレスタイヤやタイヤチェーンの装着や冬道の対策が必要ですのでくれぐれも快適なドライブでの観光をお楽しみ下さい。
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