菊水円形歩道橋ってどこにある?

【菊水円形歩道橋】は「市営地下鉄東西線 菊水駅」と「東札幌駅」のちょうど中間あたりに位置し、周囲には「ラソラ札幌」(旧イーアス札幌)や「イオン東札幌店」・「スーパーアークス菊水店」・「西松屋札幌白石店」などの商業施設が立ち並びます。
正式名称は「道道札幌夕張線菊水歩道橋」で白石区のランドマーク的存在として知られています。
1971年に作られた日本初の円形歩道橋で、直径28m、1周は約176mです。
「南郷通」と「菊水・旭山公園通」・「道道526号線」を含む計6差路になっています。
2019年から舗装・塗装、照明灯などの工事が行われており、2022年に完了予定です。
菊水円形歩道橋の定点動画
【菊水円形歩道橋】を定点撮影したYouTubeチャンネル「のろちゃんねる」の定点動画のリンクを張ってありますので是非そちらをご覧いただければ路上駐停車も含めて交通量の変化を実感していただけると思います。
菊水円形歩道橋への螺旋階段

螺旋状の階段は計5つあり(※ピン1~5)それぞれの階段から歩道橋に上がることが出来ます。

「南郷通」の「水穂大橋」側から「菊水・旭山公園通」にかけて( ※ピン4~5)は2022年10月現在は補修工事の為通行止めとなっています。


菊水3条側階段
菊水3条側(スーパーアークス菊水店・白石警察署横) から歩道橋に上がることが出来ます。 (※ピン1)


南郷通の前後が見渡せます。
舗装工事がなければもう少し綺麗に「南郷通」が見渡せるのですが、同じ位置の以前のストリートビューと見比べてたところ現在銀色のスチール(鉄板?)で覆われている工事箇所が若干「南郷通」から「菊水3条」に移動しているようなので工事完了も間もなくということでしょうか?
南郷通の上記画像のピンク色パチンコ屋さん(マンモス21菊水店)の向かいには「ベルクラシックホテルフローラ」があり、以前は結婚式場として営業し「ホワイトストーンズ」と同じく「ドラバラ鈴井の巣」の中のドラマ「山田家の人々」のロケ地でしたが、残念ながら2019年に解体されて現在は空き地となっています。
道道526号線側階段


個人的には「菊水・旭山公園通」側から厚別方面の「南郷通」に入る際は特に車線に注意が必要です。(※ピン2)
北海道情報専門学校側階段


北海道で最初の情報処理系専門学校である「北海道情報専門学校(旧北海道電子計算機専門学校)」前 から歩道橋に上がることが出来ます。 (※ピン3)
「市営地下鉄東西線 菊水駅」を利用しない学生さんは毎日登校が大変そうですね…
水穂大橋側階段
こちらは残念ながら2021年10月現在は通行出来ません。(※ピン4)
個人的には「流行屋」さんという居酒屋は何度か通ったことがあるのですがリーズナブルで良いお店なので舗装工事中はキツイですね…
市営地下鉄東西線菊水駅側


「市営地下鉄東西線 菊水駅」側階段です。
雅楽戦隊ホワイトストーンズロケ地
大泉洋・安田顕・戸次重幸・音尾琢真・森崎博之らが所属するTEAM NACSのメーンバーが多く出演した北海道テレビ(HTB)制作の鈴井の巣の中の企画で白石区にスポットを当てたドラマ「雅楽戦隊ホワイトストーンズ」のロケ地でも有名で聖地巡礼として多くのファンも訪れます。
若かりし頃の鈴井さん・安田さん・戸次さんらがこの地で撮影をしていたと考えるとファンにはたまらないですね。
菊水円形歩道橋ついての私見

こちらの画像は「菊水・旭山公園通」を北側から進んだ際の交差点ですが交差点の複雑さが伝わるでしょうか?
未だに自信を持って走ったことが無く、よく車線を間違えます…汗
そしてちなみに右斜前の菊水3条方面に進むと「白石警察署」です…汗汗
なぜこの様な6差路になったのでしょうか?
東札幌停車場線

冒頭でお伝えした通り【菊水円形歩道橋は】「南郷通」と「菊水・旭山公園通」・「道道526号線」など6差路を歩行者が安全に渡るために作られました。
「南郷通」は都心部と厚別方面を結ぶ道路で、「菊水旭山公園通」は「札幌・江別通(国道12号線)」と「月寒通(国道36号線)」を結ぶという意味では必要な道路と言えます。
「道道526線」?「東札幌停車場線」??
路線データ
起点:北海道札幌市白石区菊水7条4丁目
終点:北海道札幌市白石区菊水7条4丁目
総延長:0.3km
ウィキペディア(Wikipedia)北海道道526号東札幌停車場線より
周辺にお住まいの方には非常に申し訳ないですが、たった0.3kmの「道道526線」を【菊水円形歩道橋】と繋げる必要はあるのでしょうか?
「せめてこの道さえ無ければもう少し初心者に優しい交差点になるずなのになぁ…」と考えもう少し調べてみることにしました。
開拓時代の唯一の道路
開拓時代、白石村から札幌本府へ直接(豊平橋を経由)通じる唯一の道路であった。
現在の国道12号と国道36号を結んでいた。
昭和初期まで山道(ヤマミチ)と呼ばれていた。
山道の札幌側は、現在は北海道道3号線札幌夕張線の一部となっており、菊水2条3丁目から豊平区豊平1条3丁目まで残っている。
山道の白石側は、途中分断されているが、札幌コンベンションセンターのあたりで一部残っている。
ウィキペディア(Wikipedia)北海道道526号東札幌停車場線より
文章だけだと少し分かりづらいので地図を作成してみました。

Wikipediaをもとに菊水2条3丁目から豊平1条3丁目間の現在の道路とを考えるとおおよそこの様な道路だったと考えられます。
これが正しかったと考えると、むしろ「菊水・旭山公園通」の北側の方が不要な気さえしてきます。
時系列の前後はありますが、「札幌コンベンションセンター」(札幌コミュニケーションパークSORA内) の再開発の頓挫の問題についても踏まえるとなおさらこの道路を広く作ったほうが後々良かったのかもしれません。
付近の住民の皆様申し訳ございません。勉強不足でした…
札幌コミュニケーションパークSORAの歴史については以下の記事の「白石こころーどスタート地点の疑問」で触れていますので宜しければそちらも御覧ください。
【菊水円形歩道橋】ホワイトストーンズ聖地巡礼まとめ
札幌・江別通(国道12号線)」と「南郷通」と「月寒通(国道36号線)」とを結ぶ中間点として白石区のランドマーク的存在の【菊水円形歩道橋】。
日本最古の円形歩道橋でありながら地元有名番組のドラマロケ地としても有名で聖地巡礼として多くのファンが訪れます。
6差路で複雑な道路状況にも実はしっかりとした理由・歴史があり、今も尚改修工事が行われ今後もまた観光スポットとして地域住民のみならず道外の方からも親しみのある人気ポイントです。
コメント